フィギュアスケート女子で、今年2月の4大陸選手権銅メダルの千葉百音(18)が、木下アカデミーへの移籍理由を語った。

19日、同アカデミーは拠点の京都・宇治市にて、スイスの名門クラブ「チーム・シャンペリー」との合同合宿を公開。千葉もジャンプの練習を繰り返した。

今月1日に木下アカデミーへの所属を発表。現在は高校3年生で「大学に入ってからか、今季移籍するかものすごく悩んだ」と明かす。

ただ、26年のミラノ・コルティナダンペッツォオリンピック(五輪)を見据え、移籍を決断した。「26年にかなえたい将来の夢のためにも、準備期間が2年では足りないと思った。もっと刺激のある練習をしたいと思った」と説明した。

来季からはシニアデビューとなる。「おそらく海外派遣もあると思う。そこで通用するようなスケーティングの基礎を身に着けて、去年よりもジャンプを安定させたいと思っていて、1年を通して安定した演技ができるようにしたい」と見通している。

現在はジャンプの踏み切りを改善中。「踏み込みの時に腰が落ちてしまい、踏み切りまでの動きにロスがあるフォームになっている。そこをトリプルアクセルにも順応できるような、効率のよいフォームに直していきたい」と地道に足元を固めていく。

5月1日には18歳の誕生日を迎えた。「17歳までは学生の感覚だったんですけど、18歳からは大人として見られるんだなと思った」と笑顔。「18歳に適した大人な振る舞いができるよう、責任ある行動を心がけて生活していきたいです」と新成人としての誓いを立てた。