フィギュアスケート男子で世界選手権2連覇中の宇野昌磨(25=トヨタ自動車)が30日、7月1日から始まる新シーズンへの誓いを立てた。

東京芸術劇場で開催された「オリンピックコンサート2023」に参加。22年度のJOCスポーツ賞の特別栄誉賞を受け取り「本当に自分が思い描いていたスケートは、競技の場で残すことができた。それと同時に結果を目指したスケートではなく、自分が小さい頃から思い描いていた、憧れたスケートを、どのように表現していくかを、今後、頑張っていきたいです」と“年越し”を前に誓った。

女子で同じく世界選手権2連覇中、特別栄誉賞の坂本花織(シスメックス)は「(26年の)ミラノの五輪に向けて進んでいるところ。目標として1年1年、大事にしないといけない。来季も自分の魅力をしっかり出せるように、滑っていけたらと思います」とキッパリ。体操男子で最優秀賞に輝いた橋本大輝(順大)は「多くの人を魅了する、心を動かせる演技をしていきたいです」と力を込めた。

特別貢献賞は、野球のWBCで侍ジャパンを優勝に導いた栗山英樹氏が受け取った。栗山氏は「今回のWBCに向かい、五輪の皆さん、サッカーW杯と、全て日の丸につながってきて力をいただいた。ニッポンが元気になるように、皆さん、ぜひ頑張ってください!」と後輩アスリートにエールを送った。【松本航】