FB松島幸太朗(30=東京SG)は、代表50キャップの節目を勝利で飾れなかった。今年3戦目のFB先発でフル出場。WTBナイカブラ、マシレワとのバックスリーをけん引し、試合終盤の2トライにつなげた。

一方で、開始早々のフランカー・ラブスカフニのレッドカード退場による数的不利での劣勢下でパスミスなども出た状況に「うまくいっていた部分ができていないところがある。我慢するところは我慢することも必要になる」。自身W杯3大会連続出場が懸かるフランス大会。さらなるレベルアップへ表情を引き締めた。

○…フッカー堀江はチーム最年長として、気を引き締め直した。後半開始からピッチに入り、前半無得点のチームに落ち着きを与えたが、勝利にはつながらず「ここって時にミスしている。そこのクオリティーを上げないといけない。お互い支え合いながら、言い合いながら。限界での判断とかを大事にして」と本番に向けて意識を高めた。

○…WTBナイカブラが母国相手にトライを決めた。0-28の後半31分。左中間のラックから押し込んだ。両手を上げ喜び「本当にフィジーで育ってきて、誰もがフィジー代表になりたいと思っている。本当に特別なこと」と感激していた。

◆WTBマシレワ(母国相手に後半37分にトライし)「今後のラグビー人生で、大事にしたい出来事。国歌で自分の国を思い出して、涙が出そうだった。同時に日本が自分のホームです」