自由演技競技デビジョン1の決勝が行われ、高校部門は箕面自由学園(大阪)が大会4連覇を達成した。

前日19日の準決勝は、完成度の高い演技で高校部門で史上最高となる283・5点を記録。この日の決勝はスタンツでミスが出たものの278・0点で、総合得点は420・0。

総得点362・0の2位梅花高(大阪)に大差をつけた。

新型コロナウイルスの感染拡大により接触のないタンブリング、ダンス、ジャンプなどに限定したスピリッツ部門で実施した20年を含め4年連続で真夏のジャパンカップを制した。

コロナ禍の影響で禁止されていた声出しが4年ぶりに復活し、会場は満員に近い大観衆が集まった

野田一江監督は「決勝は完璧ではなかったですけれど、心の底からチアリーディングを楽しんで最後まで笑顔でやりきってくれました。高得点で評価していただけてうれしいです」と笑顔で話した。

閉会式後、会場の外に選手を集めると、同監督は「勝ってかぶとの緒を?」と選手に問いかけ、全員で「締める!」と大声で答えた。

同校は09年に9連覇を達成。10年は準優勝(梅花高が優勝)に終わったが、翌11年から18年まで8連覇している。

中学部門も箕面自由学園中が優勝。昨年に続き“姉妹”そろって日本一に輝いた。

【デビジョン1 高校部門・最終順位】

<1>箕面自由学園、<2>梅花高、<3>目白研心、<4>千葉明徳、<5>如水館、<6>広尾学園、<7>東京高、<8>神奈川・住吉高、<9>横浜女学院、<10>聖霊高、<11>大阪産業大附、<12>同志社国際

【デビジョン1 中学部門・最終順位】

<1>箕面自由学園中A、<2>堺チアリーディングクラブA、<3>広尾学園中、<4>伊豆の国チアリーディングチーム、<5>梅花中、<6>目白研心中A、<7>あつぎチアリーディングチーム、<8>サウザンドリーブズ・チアリーディングチーム

◆チアリーディング競技 8人以上16人以内でチームを構成し、演技時間は2分20~30秒(うち音楽の使用は1分30秒以内)。12メートル四方の中で演技をする。審査員は5人でそれぞれ100点満点で採点し、最も点数の高い審査員と最も低い審査員をのぞいた3人の点数で競う。

150秒にかける青春〈中〉水飲むふりして涙を隠す…笑顔貫く箕面自由学園チアの強さ