バレーボール男子日本代表(世界ランキング5位)が、カタール(同18位)を下し決勝進出を決めた。


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日 本22-25
25-18
25-14
28-26
カタール


スパイクを打つ小野寺太志コピーライトAVC
スパイクを打つ小野寺太志コピーライトAVC


試合経過


第1セット

17年以来3大会ぶりの優勝を目指す世界ランキング5位の日本は、石川祐希、西田有志、高橋藍、山内晶大、小野寺太志、関田誠大、山本智大の主力メンバーがスタメンに名を連ねた。世界18位のカタールは、30代の選手が5人と経験豊富なメンバーをそろえた。

2点を先制される苦しい立ち上がり。石川のスパイクなどで一時は逆転したものの、4連続失点で今大会初めて中盤にリードを許す展開となった。その後はサイドアウトの応酬となったが、終盤にも3連続失点で4点差に広げられる。石川のサービスエースなどで2点差に詰め寄ったが、最後もサーブミスで22-25でセットカウントを先取された


第2セット

西田に替えて宮浦健人をスタートから起用。序盤は互いにサーブミスを連発するなど、サイドアウトの応酬となった。宮浦のバックアタックが決まり、16-15と勝ち越しに成功。中盤以降はミドルを使った攻撃が増え、石川のスパイクも要所で決まる。終盤には石川のサービスエースが3連続で決まるなど7連続ポイントで突き放した。最後は高橋藍がブロックアウトを決め、25-18で取り返した


第3セット

山内のサービスエースや高橋藍のスパイクなどで序盤から点差を大きく広げる。中盤には再び山内のサービスエースが決まるなど6連続得点で突き放した。セッター関田がさまざまな攻撃パターンで相手守備を翻弄(ほんろう)。最後は石川が軟打を決め、25-14でセットカウント2-1と勝ち越した


第4セット

息を吹き返したカタールに、苦しめられた。序盤に2連続サービスエースを決められるなど4連続失点。先に10点台に乗せられたが、石川がサービスエースで流れを引き戻した。13-13の場面では高橋藍がブロックを決めて勝ち越しに成功。一時は2連続被ブロックなどで再逆転を許して2度のセットポイントを握られたが、最後は石川がスパイクを決め、28-26で勝利。逆転で決勝進出を決めた


ブロックする宮浦健人(左)コピーライトAVC
ブロックする宮浦健人(左)コピーライトAVC
ブロックする小野寺太志(左)と高橋藍、中央は山内晶大コピーライトAVC
ブロックする小野寺太志(左)と高橋藍、中央は山内晶大コピーライトAVC
スパイクを打つ高橋藍コピーライトAVC
スパイクを打つ高橋藍コピーライトAVC

男子日本代表メンバー

◆セッター 関田誠大(29=ジェイテクト)、山本龍(22=ブカレスト)

◆オポジット 西田有志(23=パナソニック)、宮浦健人(24=パリ)

◆アウトサイドヒッター 石川祐希(27=ミラノ)、大塚達宣(22=パナソニック)、高橋藍(21=モンツァ)、甲斐優斗(19=専大)

◆ミドルブロッカー 小野寺太志(27=サントリー)、山内晶大(29=パナソニック)、高橋健太郎(28=東レ)、エバデダンラリー(23=パナソニック)

◆リベロ 小川智大(27=名古屋)、山本智大(28=パナソニック)