遠軽が旭川龍谷を27-22で下し、8年ぶり11度目の花園出場を決めた。NO8須貝亮太(3年)が負傷退場するアクシデントに見舞われたが、斉藤歩夢主将(同)の正確なキックなどで競り勝った。

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遠軽が常にリードを守って接戦を勝ち切った。前半2分に斉藤歩主将のトライで幸先よく先制。後半は3トライを奪われたが、反撃を最小限に食い止めて好ゲームをものにした。斉藤歩主将は「苦しい状況でもきつい表情を見せないでプレーできた」と振り返った。

勝敗を分けたのはキックの成功率。斉藤歩主将は2本のペナルティーゴールと3本のコンバージョンキックを成功。トライ数は旭川龍谷より1本少なかったが、キックでの加点が大きかった。斉藤歩主将は「全部外していたら負けていたかもしれない。貴重な2点を取れて良かった」と納得の表情を見せた。

アクシデントも乗り越えた。前半15分、NO8須貝亮太(3年)が頭を打って救急搬送。試合後、チームに合流できたが、同18分に旭川龍谷にトライを奪われるなど、チームの動揺は大きかった。須貝は地区予選で右膝を負傷した山田真生(3年)の代わりに背番号8を着けていた。チームは須貝と山田の思いも背負って栄冠をつかみ取った。須貝と交代で出場したフランカー斉藤昴(2年)は「難しかったけど、FW陣に支えられてプレーできた」と、急な代役を果たした。

石崎真悟監督(45)は17年に監督に就任。19年から3年連続で決勝に進むも、旭川龍谷の壁に阻まれてきた。試合後、「4度目の正直。旭川龍谷がいたからこそ、厳しいトレーニングを積めた」。チームは8年ぶりの花園で、監督として初めて挑む聖地での白星を目指す。「1勝を明確な目標として立てたい」と大舞台を見据えた。【石井翔太】