SP14位の中井亜美(15=TOKIOインカラミ)は、フリー105.83点の合計160.89点を記録し、10位になった。

冒頭のトリプルアクセル(3回転半)を転倒。2回転ルッツも1回転となるなどして得点が伸びず。演技後は両手で顔を覆い、涙を隠した。

中井は、5日に閉幕した東日本選手権は腰を痛めて欠場していた。痛み止めや注射などで対処してきたが、十分な練習はつめないまま大舞台を迎えた。

18日のショートプログラム(SP)後に、目を赤くしながら「不安が演技に出てしまった」と打ち明けていた15歳。それでも最後まで滑りきり、観客からの大きな拍手を浴びた。