SP首位の櫛田育良(16=木下アカデミー)が、フリー124.82点の合計190.12点で準優勝した。

3回転ルッツでミスはあったが、ダブルアクセル(2回転半)など7本を着氷。演技前の6分間練習でずれていた軸を本番では戻し「気持ちを切り替えて、全部降りられたのは良かった」とうなずいた。

18日のショートプログラム(SP)では浜田美栄コーチから「今シーズン一番良かったんじゃない?」と声をかけられるほどの好演技で、65.30点をマークしていた。さらに、フリーはプレッシャーのかかる最終滑走。

この日のフリーには独特の緊張感があったが「楽しんで滑ろう」とポジティブに演技し、表彰台に上った。首から提げたメダルを持ち「実感がない。不思議な感じ」と照れ笑いを浮かべた。

優勝は、SP4位から巻き返した島田麻央(木下アカデミー)で201.33点。3位は186.51点で上薗恋奈(LYS)だった。