男子は早大が順大を3-0のストレートで破り、2年ぶり10度目の優勝を決めた。

春季・秋季リーグ戦、東日本インカレに続く優勝で、悲願の「大学4冠」を達成。最優秀選手に選出された水町泰杜主将(4年=鎮西)が、攻守でけん引し、サーブ賞&レシーブ賞を両取りした。

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優勝の瞬間、主将の水町を中心に、えんじ色のユニホームが1つの塊になった。悲願の「大学4冠」を達成。筑波大に惜敗し、大会6連覇を逃した昨年の雪辱を果たした。苦楽をともにしてきた仲間たちにもみくちゃにされ「一番いい結果が得られてうれしい」と、涙で声を詰まらせた。

「ファミリー」をテーマに掲げ、戦い抜いた1年間。「明るいところが自分の良さ」と話す主将のコミュニケーション力が、チームを一丸にした。他の選手が得点すれば当人よりもはしゃぎ、失点すればそばに駆け寄って鼓舞。その姿を、日本代表の麻野堅斗(1年)は「石川祐希主将のようにたくさん話しかけてくれる」と、日の丸を背負うキャプテンに重ねる。

昨年、部内で3人の退部者が出たことを機に、チームワークへの意識はより高まった。「試合に出てない人のためにも頑張らないといけないし、サポートしたいと思わせられるリーダーでなくてはならない」。伝統校のキャプテンの重圧はあれど、自身が一番に全力で楽しむことを心がけた。

この日、自分を褒めたいところを問われると、真っ先に「プレーよりも、みんなに楽しんでもらったこと」と言った。全員で「4冠」。追いかけてきた夢を、最後の舞台で結実させた。【勝部晃多】

 

順大・染野主将(準優勝に)「当然、自分に(ボールが)集まってくるのは分かっていたが打ち切れなかった。後輩たちを勝たせてあげられなくて申し訳ない」

 

◇男子個人表彰

▽最優秀選手賞 水町泰杜(早大4年)

▽敢闘賞 染野輝(順大4年)

▽優勝監督賞 松井泰二(早大)