ラグビーのU20(20歳以下)日本代表ヘッドコーチ(HC)に就任した元日本代表の大久保直弥氏(48)が5日、世界での戦いに向けて「反骨心」を求めた。

世代全体の底上げや、将来有望な選手の発掘を進める熊谷合宿は2日目。午前はボール争奪戦やチームに分かれての攻防などを行い「格上に対して反骨心がない選手は、なかなか難しい。志が高い人間がインターナショナルで生き残る」と選手に求めるベースを示した。

U20日本代表は7月まで行われた世代最高峰の「ワールドラグビーU20チャンピオンシップ」で最下位となり、来季は下部大会の「U20トロフィー」を戦う。大久保HCは立て直しはもちろん、国際舞台で戦える選手を送り出す使命を担い「U20で活躍したら、上に上がれる。選手からしたら分かりやすいし、それが一番のモチベーションになる」。選考が進んでいる日本代表次期ヘッドコーチとの連携も深めていく考えだ。

熊谷合宿には前年度に東福岡の主将を務め、全国高校大会優勝に導いたフランカーの大川虎拓郎(明治大1年)らが参加。11~12日には関西(摂南大)で同様の合宿を行う。大学がシーズンを終えた24年2月にはFWの強化合宿を予定し、春からのチームとしての本格的な強化を見据える。

大久保HCは「『(来季昇格し)2年後のチャンピオンシップで、どう勝つか』を考えた時にバランスは大事。花園(年末年始の全国高校大会)も見に行きたい」と言い切る。現在の高校3年生にも熱視線を送りながら、世界で戦うチームを作り上げる。【松本航】