昨季9位からの巻き返しを図る神戸が開幕戦を快勝した。

前半4分、ゴール前の混戦からニュージーランド代表LOブロディ・レタリックが先制トライ。その後も3トライを奪って26-10で前半を折り返した。

後半5分にはオールブラックスコンビが躍動した。ニュージーランド代表FLアーディー・サベアからパスを受けたレタリックがこの日2本目のトライ。同15分にはサベアも日本初トライを奪った。サベアは同18分にも連続トライ。国際統括団体ワールドラクビー年間最優秀選手の名にふさわしいプレーで観衆を魅了した。

勢いに乗った神戸は後半から出場したHO北出卓也のハットトリックなど合計12トライの猛攻で80得点。最高のスタートを切った。

プレーヤーオブザマッチ(POTM)に選ばれたレタリックは「スコアにはハッピーだ」と喜びつつ、「相手のポゼッションが多いときに、今日のようにできるかチャレンジしていきたい」。神戸には3年ぶりの復帰となるが、「前回よりもディフェンスがタフ良くなっているチームが多い。接戦が増えると思うので、そこがリーグワンがより面白くなる1つだと思う」と語った。

丸刈りで試合に臨んだことには「少しでも速く走れるように」とジョーク。「美容院に行きたかったが、やることが多くて剃った方が早いかなって。POTMを取れるのが分かっていたら、美容院に行ったんだけどね」とご機嫌だった。

一方、サベアは神戸デビューに満足しながらも「みんな良くプレーしたが、より上を目指すなら、80得点よりも15失点が課題」ときっぱり。

W杯後わずか5週間での開幕となったが、80分間のフル出場を果たし「すごく心地よい。自分がすごく若くなった感じもするし、何より日本の兄弟たちが元気づけてくれるので、それが力になっている」。日本の生活にもなじんできたようで「今は家に帰ってゆっくり休んでリラックスしたい。ラーメンも食べたい」と笑った。

そんなサベアにデイヴ・レニー・ヘッドコーチは「本当ならPOTMだよ」。途中交代も考えていたそうで、「パフォーマンスも素晴らしかったし、周りの選手たちも一緒にプレーできることを楽しみにしている。周りの選手のパフォーマンスも引き上げてくれる。今後も楽しみ」と最大級の賛辞を贈った。