B2東地区4位山形ワイヴァンズが、アウェーで同6位岩手に69-63で競り勝った。ジェームズ・ベル(31)が両チーム最多21得点、村上慎也(32)が3点シュート(3P)4本を含む18得点でチームを引っ張った。

今季最悪の5連敗を止めた山形が粘り、10月のアウェー愛媛戦以来の同一カード連勝を収めた。1点差で辛勝した前日16日と同様、この日も一進一退の攻防。取られては取り返す接戦で、1点を追う第4クオーター(Q)残り2分、ベルが逆転3P。62-62と同点にされた同1分では勝ち越し3Pで流れを渡さず、さらにはタイムアウト後、リバウンドから速攻でレイアップシュートを決めた。終了間際に5点をリードし、勝利をぐっと引き寄せた。

同Qは20-10と攻守がかみ合い、岩手に駆けつけたブースターを喜ばせた。B2復帰のシーズンで下位に沈む相手との競り合いを制し、石川裕一ヘッドコーチ(HC、33)は「タフなゲームをふたつ取れたことで勝率を上げていくいいきっかけになれば…。チームとして我慢し、選手たちが頑張った結果」とたたえた。

1人の活躍だけでは、バスケットは勝てない-。B2福島から今季加入した村上はシュート5本、フリースロー4本を決め、今季最多タイの18得点をマーク。福島で主将経験があるチーム最年長選手に対し、同世代の指揮官は「彼を中心にハドル(円陣)を組んで『どんどんこうしろ』。ミスをしたら『いいから切り替えてやれ』と。アシスタントコーチ的なことをやってくれているので、彼の存在は大きい」と話した

岩手戦から中2日、20日はアウェーで同地区2位青森と激突。「しっかり休むことがスタート。この2日間で出たところを見直し、自分たちのバスケットを遂行することにフォーカスして臨みたい」。10月の前回対戦は、ホームで112-110で勝利。アウェーで臨む「東北ダービー3連戦」で勝負強さを発揮し、今季初の3連勝をつかむ。【相沢孔志】

 

○…岩手は2日連続で「悪夢」が訪れた。4点リードの第4Qは前日同様、勢いが失速。4連敗となり、ホーム成績は2勝10敗となった。鈴木裕紀HC(46)は「開幕から負けが続いて『強いチームを作る』と言いながら、まだここまでできていない。これはHCとしての力不足しかない。本当に申し訳ありません」。ホーム3連戦最終日となる20日の西地区2位滋賀戦で連敗脱出を目指す。「ブースターの笑顔を1試合でも早く見られるよう、届けられるよう、自分たちはプライドを持ってやらないといけない」と力を込めた。