1日の能登半島地震で被災した石川県金沢市の金沢商が、全力プレーで故郷へ元気を届けた。
1回戦で今治精華(愛媛)と対戦。0-2(23-25、18-25)のストレート負けを喫したものの、最後までボールに食らい付き、諦めない姿勢を示した。
南桃花主将(3年)は「『地元に勇気や元気を与えよう』と言い合ってプレーした」と、目を赤らめて振り返った。
学校や寮に大きな被害はなく、全メンバーはそろったものの、震災の影響で直前の練習は中止に。この日は約200人の応援団が会場に駆けつける予定だったが、保護者のみに縮小となった。
それでも、応援席に掲げられた「力を合わせてがんばろう石川」のメッセージボードが選手たちの励みに。また、先に試合を行っていた明秀学園日立(茨城)からの提案で、友情応援も実現。ブラスバンドやチアリーダーの応援が背中を押した。
南は「応援はすごく自分たちの力になるんだなって感じた」とうなずいた。
実家が能登にある浜田結衣(3年)は「もっと長く試合をして勇気を与えたかった」と悔しがった。試合前に親族から「自分たちも頑張るから、思いっきり楽しんで頑張ってほしい」、と伝えられたという。
勝利を届けることはできなかったが、「点を取った時のガッツポーズや試合中の笑顔では、そういうのを伝えられたかな」と話した。


