昨年末の全日本選手権で3連覇を達成した坂本花織(23=兵庫・シスメックス)が個人で大会連覇を飾った。

フリー1位となる145・36点をマークし、合計225・02点。1本目のダブルアクセル(2回転半)を決めると、全7本のジャンプを着氷させた。ただ、後半に予定していたフリップ-トーループの連続3回転ジャンプが1本目のみの単発となり「3-3ができなかったのが一番悔しいです」と反省が先に立った。

3月には3連覇を懸け、世界選手権(カナダ・モントリオール)に臨む。「試合を積んで、気持ちやモチベーションを高めていくスタイルなので、世界選手権に向けては良い調整になったと思います」とうなずき、「3連覇を目指して、しっかりショートもフリーもノーミスで終われるようにしたいです」と意気込んだ。

2位は松生理乃(19=愛知・中京大)が全7本のジャンプを着氷させ、合計202・32点。3位には住吉りをん(20=東京・オリエンタルバイオ/明治大)が合計197・67点で入った。4位からは樋口新葉(23=東京・ノエビア)、三宅咲綺(21=岡山・岡山理科大)、江川マリア(20=福岡・明治大)が続いた。

各都道府県の2人の順位に応じた得点の合計で決まる団体では、東京が優勝した。2位は愛知、3位は兵庫だった。

◆成年女子の総合成績(上位一覧)

〈1〉坂本花織(兵庫)225・02点

〈2〉松生理乃(愛知)202・32点

〈3〉住吉りをん(東京)197・67点

〈4〉樋口新葉(東京)194・11点

〈5〉三宅咲綺(岡山)193・52点

〈6〉江川マリア(福岡)192・67点

〈7〉河辺愛菜(愛知)167・67点

〈8〉青木祐奈(神奈川)167・37点

〈9〉石田真綾(埼玉)158・05点

〈10〉白岩優奈(京都)151・11点