新潟はアランマーレに44-77で敗れて今季ホーム初勝利を逃し、連敗は3に伸びた。得点は今季2番目に少ない。2点シュートの成功率34・1%、14本放った3点シュートの成功は、この試合がWリーグデビューになったアーリーエントリー選手のPF山瑞美子(22、国学院大4年)が決めた1本だけだった。

敗色濃厚の中、山瑞の1本に観客席と新潟ベンチが沸いた。「チームの3点シュートが入っていない中で、自分が決められるとは思っていなかった。それもデビュー戦で。印象に残る試合になった」。第4Qの残り約4分でコートに入った。残り1分26秒、中央でボールをセットし、丁寧に打った3点シュートがリングを捉える。チームの42点目が自身のWリーグ初得点になった。

伊藤篤司監督(52)は「3点は思い切って打ってくれた。1本決めたことは明日(25日)に向けても大きい」と評価した。山瑞は入団内定選手が出場できるアーリーエントリーで昨年12月に加入。チームへの合流は未定だったが、「早く楽しい環境でやりたかった」と2月上旬に志願して新潟にやって来た。655人の観客の前でプレーし、「応援がこんなに力になるんだと感じることができた」と手ごたえをつかんだ。

25日は今季ホーム最終戦。「プレーで勝敗に関われなくても、声を出すことはできる」と山瑞。デビューを果たし、精神面でも新潟の戦力になった。【斎藤慎一郎】