日本クレー射撃協会は5日、五輪選手輩出のための支援金を募った事業で不適切経理が疑われている事案について、警察に相談していることを明らかにした。

同事業は高橋義博前会長体制の2021年10月の理事会で決定したもので、集まった資金の一部に目的外使用があったとされている。

大江直之事務局アドバイザーは「資金流用にとどまらず、業務上横領の疑いがある」と話した。昨年12月には協会の元強化担当役員が火薬類取締法違反の疑いで神奈川県警に刑事告発された。

5日に東京都内で開いた理事会では、副会長に丸石博理事、強化委員長に清水光一理事を据えるなど新人事を承認した。(共同)