【モントリオール=阿部健吾】坂本花織(23=シスメックス)がショートプログラム(SP)4位から逆転し、56年ぶりとなる大会3連覇を達成した。

メダリスト会見に登壇した坂本は「常に勝ち続ける難しさを感じた優勝だった」と振り返る。

今季は好調を保っていたが、SPで4位。「必ずしもショート1位、フリー1位の1位になるわけではないんだなっていうことをこの場で経験できました」と話した。

後半の会場の盛り上がりを背に、平常心を保って演じきり逆転優勝。

日本勢初の快挙を成し遂げた女王は、今後について「(ロシア勢が)帰ってきても勝ち続けたい。このままじゃだめだと分かっているので、自分自身のレベルを上げていきたい」と誓った。

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