八海は初戦の2回戦で日本文理大付(大分)に2-5で敗戦。最軽量51キロ級の長谷川太一(2年)がフォール勝ちで好スタートを切ったが、続く55、60キロ級は連続テクニカルスペリオリティ負け。

2-1から65キロ級の及川統大(3年)が判定勝ちでタイにもどしたが、突き放された。団体戦を構成する7人に満たない部員6人の戦いは初戦で散った。関川博紀監督(50)は「負けて悔しいなら、練習するしかない」と夏への奮起を促した。

チームは好発進した。最軽量の長谷川がフォール勝ち。チームに闘志を注入した。「いつも先輩にボコボコにされているから、どう攻撃したら勝てるかを考えながら練習してきた」。チーム2勝目を挙げた及川は「ボクは絶対、勝たなければいけない」とエースのプライドむき出し。3月は群馬に2度遠征し、富山合宿では北信越、東海地区の全国選抜出場校と手合わせをしてきた。関川監督は「遠征で出た課題に取り組んできたが、もう少し攻撃力が必要」と夏への新たなテーマを掲げた。