昨夏のバスケットボール男子ワールドカップ(W杯)日本代表の渡辺雄太(29=グリズリーズ)が、20日、来季から日本でプレーすることを明かした。NBA6年目のシーズンを終え、インスタライブで、「単刀直入にいわせてもらいますと、僕は来シーズンから日本でプレーすることに決めました」と明言した。

交渉しているチームはまだなく、「これから話していく。これから忙しい時間が続くかなと思うけれど、そこも含めて楽しんでやれれば」と話した。

今季の渡辺は、新天地サンズで開幕を迎え、トレード期限目前の2月に古巣グリズリーズに移った。移籍後は出場5試合のみ。離脱当初は右手首負傷が理由とされていたものの、最終的には「個人的理由」での欠場が続いた。

その理由について「実はメンタル的なことで休みをいただいていた」と説明。「セラピーというか、プロの人と何回も会ってケアもしてきた。いまは回復している」と快方に向かっていることを強調した。

パリ五輪出場については「もちろん出る」と明言。3月に欠場が続くようになったあとは「遠征に行かないときも、メンフィスで練習していた。身体の調子としてはむしろいい」と強調した。

NBA在籍時には、代表チーム合流は「28日前から」というNBAルールがあったが、「僕はもうその対象外になるはず。すぐに日本代表の合宿が始まれば参加できると思うし、試合勘を取り戻すためにも、強化試合にたくさん出たい」と意気込んだ。

日本時間19日に自身のSNSを更新。今季もファンに応援してもらったことを感謝したうえで、「シーズン終盤は何も情報をあげられなくて申し訳ありませんでした」と伝えた。そして「自分の口で今ままでの事、そしてこれらから(原文ママ)の事をみなさんに説明できたら」と投稿していた。