B1秋田ノーザンハピネッツは、千葉ジェッツに72-88で敗れた。

第1クオーター(Q)からチャンピオンシップ(CS)出場の懸かる千葉Jの勢いにのまれて、40分間1度もリードを奪えなかった。長谷川暢(27)、古川孝敏(36)がともにチーム最多の13得点をマークし、攻撃をけん引したが、差を縮められなかった。これで秋田は29勝30敗となり、リーグ最終戦となる5日の第2戦で勝率5割を目指す。

序盤は攻守で消極的だった。千葉Jの強度の高い守備にシュートを打てず、打っても難しい姿勢でのシュートになり、得点につなげられなかった。返す刀で千葉Jに走られて得点を許すなど、第1Q最初の5分間で2-17と大きくリードを許した。前田顕蔵ヘッドコーチ(HC=41)は「非常に良くない入りから始まり、3Qも同じような状況になった。非常にもったいない」と振り返った。

長谷川は、第1Q残り5分57秒からコートイン。自身は「相手が強く入ってきた結果、自分たちが守り切れないし、スコアできない状況が続いた。悔しいです」と、リズムを変えられなかったことを悔やんだが、指揮官は「暢(長谷川)は、すごくシンプルにやってくれている」と評価。シュート試投数は古川の13本に次ぐ、チーム2位の10本。前が空いていれば積極的に打つなど、攻める姿勢は貫いた。

全試合でコートの中から、クレイジーピンクに染まった景色を見てきた。長谷川はここまで、チーム唯一の全59試合に出場。今日5日の第2戦に出場すれば、キャリア初の「60試合」出場となる。「けがも病気もなく、59試合戦い切れた。今もけがしていないので、何も無ければ明日もきっと出場できると思います」と笑顔。自身が目標としていた「60\60」は達成できそうだ。

声援に背中を押され続けてきた。「ピンクの服を着て応援してくれる方々の力は、僕の背中をたくさん押してくれた」。この日は13得点に加えて、チームで唯一、リバウンド、アシスト、スチール、ブロックのフルマーク。攻守で数字を残した。「点が入るたびに、どかんと沸き上がるブースターの皆さんの声援が本当に大好き。その人たちのために、明日は必ず戦う姿を、リングに向かう姿を見せたいです」。立ち向かう姿勢を貫き、最後は今季を支えてくれたブースターに、勝利と笑顔を届けたい。【濱本神威】