フィギュアスケートで日本男子初の世界選手権2連覇を達成した宇野昌磨(26=トヨタ自動車)が14日、都内で競技者引退の記者会見に臨んだ。会見の様子はトヨタイムズスポーツでも配信された。

宇野は引退を決めた時期について「考え始めたのは2年前」と答えた。続けて「そこから自分が引退する姿が想像できない中で全力でスケートに取り組んできた」といい、「そこからいろんな経験をして今に至る」と説明した。明確に決断した時期について問われると、「ステファン・コーチに伝えたのは(昨年12月に)全日本終わったタイミングで『次の大会で現役引退しようと伝えた』」と明かした。

引退を考え始めた理由については「毎日ベストを尽くす、目の前の試合を全力で一番いい物にするという気持ちでやってきた。ゆづくん(羽生結弦)の引退やネイサンの引退もあり、ともに戦ってきた仲間たちの引退を聞いて、さみしいし、取り残された気持ちになった。そういうところから考えるようになった」と説明した。

18年平昌五輪(オリンピック)銀メダル、22年北京五輪で2つの銅メダルを獲得(団体は銀に繰り上げ発表)するなど競技をけん引した宇野は、9日に現役引退を表明。自身のインスタグラムには「素晴らしい競技生活を送れたことにとても感謝しております」などと記していた。5歳で本格的に競技を始めて21年。今季の集大成で4位となった世界選手権(3月、カナダ・モントリオール)を最後に、アマチュア選手として出場してきた競技会から離れる決断を下した。