日本の最高学府最難関として知られる東京大(東大)は、初の全日本大学選手権に届かなかった。1部リーグの上位TOP8で最後の出場3枠目を懸けて、明治大(明大)と直接対決。勝った方が甲子園ボウルにつながる全国舞台への切符をつかむ大一番だったが、力負けした。
相手の主将ランニングバック(RB)高橋周平(4年=足立学園)は、前節、関東大学リーグで史上9人目(10回目)となる「1000ヤードラッシャー」になった大エース。東大は分析を重ねた守備陣が封じ込めにかかったが、タックルをかわされて独走タッチダウン(TD)を2度も許すなど、最後まで止めることができなかった。前半だけで10-28と苦戦し、後半に追い上げたものの24-42と突き放された。高橋1人に293ヤードも献上した。
大学日本一を争う甲子園ボウルが東西の王座決定戦から、全国に門戸が開かれ拡大した2009年以降17年目で初の進出は、惜しくも成し遂げられなかった。
昨季は1957年(昭32)の創部以来、歴代最高成績となる3位に食い込んだ。3連敗からの4連勝を果たしたが、同率による得失点差で全日本選手権には届かず、涙をのんでいた。
今季も4勝2敗で、最終節に望みを残していた。24年1月のDream Japan Bowlで全日本選抜に当時2年で選ばれた大黒柱、タイトエンド(TE)の太田明宏主将(教育学部4年=大阪星光学院サッカー部)を中心に、堂々と、真っ正面からリーグを席巻した。
ランニングバック(RB)米田健人(工学部4年=西大和学園バスケットボール部)や、野球部出身のクオーターバック(QB)田中昂(法学部3年=灘)らアスリートがそろい、台風の目となった。
17年からは、選手でも指導者でも日本一の経験があり、日本代表監督も務めた森清之氏(61=京都大)がヘッドコーチ(HC)を務め、着実に強化してきた。全国切符まで、あとわずか。愛称WARRIORS(戦士たち)の夢は、持ち越された。
◆全日本大学選手権09年以降の関東代表校と出場回数 早稲田大(9回)法政大(7回)日本大(4回)慶応大(1回)明治大(1回)


