16日の東京国際女子マラソンで初優勝を飾った尾崎好美(第一生命)が17日、都内の選手用ホテルで「まだ実感はないけど、新聞を読むとちょっとずつわいてきた」と一夜明けた心境を話した。前夜は、山下佐知子監督らと祝杯を挙げ、ビールを2杯ほど飲んだ。友人らからは、今までないほどの祝福メールが届いたという。

 この日の早朝は、ホテル近くの日枝神社にお礼参り。「レース前におみくじを引いたら、大吉が出たんです。書いてあった通りになりました」。09年世界選手権(ベルリン)の代表に内定したが、視野は12年ロンドン五輪にも向けている。「五輪に出たいという思いはずっとあります。出るまでは陸上はやめられません」と話していた。