<女子バスケットボール:ロンドン五輪世界最終予選:日本47-53チェコ>◇準々決勝◇29日◇トルコ・アンカラ

 五輪出場決定戦4試合を行い、世界ランキング15位の日本は同4位のチェコに47-53で敗れて五輪出場を決められなかった。日本は負けた4チームによる敗者復活トーナメントで30日(日本時間7月1日未明)に韓国と対戦する。勝てばカナダ-アルゼンチンの勝者と最後の五輪出場枠を争い、負ければ五輪出場がなくなる。

 チェコに疲れが見えた第4クオーター。日本は田中利佳(JX)が速攻からの3点シュートを立て続けに決めるなど43-46と追い上げた。だが反撃もここまでだった。

 守備を修正して臨んだ第2クオーター以降はほぼ互角の展開だっただけに、悔やまれたのが第1クオーターの立ち上がり。内海知秀監督が「必要以上に(相手の)高さを意識してしまった」と言うように、気負いからシュートがことごとく外れ、あっという間に0-13とリードされた。結果的にこの差が最後までのしかかった。

 五輪切符を手にするためにはこの後2連勝するしかない。大神雄子(JX)は「次からは絶対に負けられない」と強い口調で誓った。