＜フィギュアスケート：ＧＰシリーズ第６戦・ＮＨＫ杯＞◇第２日◇２９日◇大阪・なみはやドーム◇男子フリー
ＳＰ５位から巻き返しを狙った羽生結弦（１９＝ＡＮＡ）は、合計２２９・８０点で４位に終わった。
ＳＰ３位の村上大介（２３＝陽進堂）が、合計２４６・０７点で逆転初優勝を飾った。ＳＰ首位の無良崇人（２３＝ＨＩＲＯＴＡ）は合計２３４・４４点で３位となった。＜順位（合計点）＞１位村上大介（陽進堂）＝合計２４６・０７点２位セルゲイ・ボロノフ（ロシア）＝合計２３６・６５点３位無良崇人（ＨＩＲＯＴＡ）＝合計２３４・４４点４位羽生結弦（ＡＮＡ）＝合計２２９・８０点５位ジェレミー・アボット（米国）＝合計２２９・６５点第２グループ【第１１滑走
無良崇人（ＨＩＲＯＴＡ）】
冒頭の４回転トーループが着氷でつまずき、予定していた連続ジャンプができず。続く４回転トーループの単発に２回転トーループを加え、連続ジャンプとしてリカバリー。持ち直したかに見えたが、３回転アクセルが１回転となるなどジャンプに苦戦した。終盤に入り、３連続ジャンプ（３回転サルコー、１回転ルッツ、２回転サルコー）を成功させた。演技終了後は、首を左右に振って悔しさをにじませた。合計２３４・４４点（ＳＰ８６・２８点、フリー１４８・１６点）【第１０滑走
ジェレミー・アボット（米国）】
最初の４回転トーループが３回転になったが、中盤まで、ジャンプは完璧にこなした。終盤、連続ジャンプ（３回転アクセル、２回転アクセル）は着氷でつまずき、２つ目のジャンプにつなげられず。合計２２９・６５点（ＳＰ８１・５１点、フリー１４８・１４点）【第９滑走
村上大介（陽進堂）】
最初の４回転サルコーを決めて勢いに乗った。続く４回転サルコー＋２回転も成功。終盤の３回転サルコーも成功した際、思わずガッツポーズも出た。演技終了後、再びガッツポーズを見せ会心の演技をアピール。会場の声援にも笑顔で応えた。合計２４６・０７点で自己ベスト。合計２４６・０７点（ＳＰ７９・６８点、フリー１６６・３９点）【第８滑走
セルゲイ・ボロノフ（ロシア）】
最初の４回転、３回転の２連続トーループを見事に決めた。続く４回転トーループが３回転となったものの、ほかのジャンプは成功。合計２３６・６５点（ＳＰ７８・９３点、フリー１５７・７２点）【第７滑走
羽生結弦（ＡＮＡ）】
冒頭、４回転サルコーが２回転に。続く４回転トーループが３回転となり転倒。しかし、３回転ルッツ、２回転トーループの連続ジャンプを成功させ立て直す。続くトリプルアクセル、３回転トーループの連続ジャンプも成功した。中盤の３連続ジャンプ（３回転アクセル－１回転ルッツ－３回転サルコー）の１つ目は１回転となったが何とか持ちこたえ、演技をまとめた。合計２２９・８０点（ＳＰ７８・０１点、フリー１５１・７９点）【第６滑走
イワン・リギーニ（イタリア）】
最初の４回転で尻もち、終盤のジャンプでも手をつくなど精彩を欠いた。演技後はさえない表情で天を仰いだ。合計１９６・２２点（ＳＰ７０・２７点、フリー１２５・９５点）６分間練習に入り、羽生や無良らいっせいにリンクに入った。羽生がコンビネーションジャンプを決めると会場から黄色い声援がとんだ。無良も負けじとジャンプを決めると歓声がわいた。第１グループ【第５滑走
エラジ・バルデ（カナダ）】
冒頭の４回転トーループは、高さ十分のジャンプを披露。その後のジャンプも決めたバルデは、演技後、納得の表情で声援に応えた。合計２１５・５０点で自己ベストをマーク合計２１２・５０点（ＳＰ６７・５０点、フリー１４５・００点）【第４滑走
ジェレミー・テン（ロシア）】
最初の４回転トーループはつまずきそうになったが、何とかこらえた。中盤の３連続ジャンプはダブルとなったが、全体を通じてそつなく演技した。演技終了後、１度うなずき、手応え十分の様子。合計２０３・２７点（ＳＰ６５・８１点、フリー１３７・４６点）【第３滑走
ジンソ・キム（韓国）】
前半のジャンプをほぼノーミスでこなし、中盤の３回転サルコー＋２回転トーループ＋２回転ルッツは、３つ目のジャンプをとべず。合計１９７・２０点（ＳＰ６５・６９点、フリー１３１・５１点）【第２滑走
ロス・マイナー（米国）】
序盤の３回転アクセル＋３回転トーループを失敗したものの、後半の３回転ルッツ＋１回転ルッツ＋３回転サルコーを成功させるなど冒頭のミスを取り戻した。演技終了度、笑顔を見せた。合計２０５・３６点（ＳＰ６３・３６点、フリー１４２・００点）【第１滑走
ジョシュア・ファリス（米国）】
冒頭の３回転アクセルで片手をつくと続く４回転トーループでも尻もち。ジャンプに精彩を欠いた。演技後、悔しそうな表情を浮かべた。合計１６９・８８点（ＳＰ５８・３５点、フリー１１１・５３点）
