ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会で開幕2連勝の日本は、2位以内での1次リーグ突破に圧倒的有利な立場となった。しかし、A組でアイルランドに続いて有力とみられたスコットランド戦を残すことで、まだ「ベスト8確実」とは言えない。3チームの争いになると仮定すれば、日本が最終戦でスコットランドに敗れて3勝1敗で並ぶ可能性がある。

勝敗で並んだ場合、日本が3勝で敗退した前回大会と同じくボーナスポイントの争いになる。日本がロシアからボーナス勝ち点1を獲得したように、3チームがロシアとサモアから取りこぼしなく4(勝利)+1(4トライ)の勝ち点5を得るとする。先にリーグ戦を終えるアイルランドは勝ち点16。日本は同14、スコットランドは同10で直接対決に臨むことになる。

アイルランドは最終戦の結果を待たず勝ち抜け(2位以内)が決定。日本はスコットランドに勝てば1位突破だが、ボーナス勝ち点なしで敗れ勝ち点が並ぶと直接対決の成績で敗退となる。もちろん、あくまで3チームがロシアとサモアに取りこぼさないのが前提。スコットランドがボーナスを逃せば、日本が最終戦で敗れても2位以内を確保できる可能性が高くなる。