ラグビーの母国イングランド(世界ランク8位)の司令塔のSOジョージ・フォード(30)が、その右足で全得点をたたき出した。

前半には脅威のドロップゴール3連発。3-3の前半27分は、約45メートル付近から、同31分には約50メートルの長距離砲を突き刺した。同37分には敵陣深くまで攻め込み、ゴール手前の約20メートル付近から再びフォードの右足で沈め、前半を12-3で折り返した。

前半11分にFLトム・カリーがレッドカードを受け、1人少ない状況となった。それでも、この伝統国にはフォードがいた。後半に入っても、5本のペナルティゴールを成功。前回大会準優勝のチームはW杯前に、テストマッチでフィジーに初黒星。前評判が悪かった中、W杯3大会連続出場のフォードがキック成功率100%で、アルゼンチン(同6位)を圧倒した。