ニュージーランド(世界ランク2位)が南アフリカ(同1位)に1点差で敗れ、史上最多4度目の優勝をライバルに譲った。

前半27分に主将でフランカーのサム・ケーンが危険なタックルでイエローカードを受け、映像での分析の結果、レッドカードへ引き上げられた。前半を6-12で折り返すと、後半18分にFBボーデン・バレットのトライで1点差。同33分にはCTBジョーディー・バレットが約49メートルのPGを狙ったが、逆転できなかった。

W杯決勝初のレッドカードを受けたケーンは「とてもがっかりしている。50分あまりを14人で戦わなければいけなかった。南アフリカは2連覇を達成した、素晴らしいチームです」とコメント。今大会限りで退任するイアン・フォスター監督は「あれほど早くレッドカードを受けながら、チャンスをつかんだのは特別なこと。胸が張り裂けそうな思いです」と選手たちをたたえた。