<東京6大学野球・新人戦:明大9-2慶大>◇最終日◇4日◇神宮

 明大が慶大を破り、2季連続31度目の優勝を決めた。「力道山の孫」として注目される慶大・田村圭投手(1年=慶応)から1回に5点を奪い、その後も加点。今秋のリーグ戦に続く「兄弟優勝」をつかんだ。

 ネット裏から善波達也監督(46)が見守る中、13安打を放って9点を奪い大勝した。1回に四球を選んで口火を切り、2回に本塁打を放った上田長嗣二塁手(2年=桐光学園)は「いい仕事ができたかな。本塁打は得意の内角まっすぐです」と話した。春の決勝でも本塁打を含む3安打し、そのときと同じように前夜はバットを抱えて寝たという。「神宮大会(14日開幕)には代打で出られるよう準備しておきたい」。好調男は早速、次の目標を挙げていた。