<世界大学選手権:日本4-0韓国>◇30日◇予選リーグB組◇神宮

 初の世界一を目指す大学日本代表のエース、早大・斎藤佑樹投手(4年=早実)が、開幕戦勝利を飾った。韓国戦に先発し、最速146キロで6回5安打9奪三振無失点に抑えた。打撃陣は6回に慶大・伊藤隼太外野手(3年=中京大中京)が先制2ランを放ち、9回は早大・大石達也投手(4年=福岡大大濠)が3者三振で締め勝利した。

 慶大・伊藤が6回に先制の右越え2ランを放った。完ぺきな一打が決勝アーチとなり「自分の持ち味は初球から振っていくこと。ドンドン振っていって、3球目に合わせられた」と胸を張った。この試合から伊藤を4番に据えた榎本監督も「足もある、パンチ力もあるバッターで状態も上がっていた。3日前くらいから4番と決めてました」と、采配的中にしてやったりの表情だった。