「いやー楽しみですね!」

 そう笑顔で話してきたのは阪神のドラフト4位、浜地真澄投手だ。楽しみというのは、19日から開幕するセンバツ高校野球のことだ。母校の福岡大大濠が26年ぶりのセンバツ出場を決めて、つい半年前まで高校球児だった浜地の気持ちも高まっていた。

 中でも浜地が注目しているのは、1学年後輩の三浦銀二投手。同じ右投げ、140キロを超える直球が武器と、自身と同じようなタイプの後輩を、良くかわいがっていたのだという。「今は僕と投げ方似てますよね。しょっちゅう僕にいろんなことを聞いてきてましたから。まねしてるかもしれないですね」。センバツの舞台で活躍すれば、同じプロの舞台で野球をすることもできるかもしれない。「そうなればいいですよね」と浜地も夢を思い描く。

 「頑張って優勝して欲しいですよね。僕も頑張らないといけないですね」。母校の頑張りを糧に、プロ1年目を戦い抜いていく。【阪神担当=梶本長之】