ノーシードの佼成学園がセンバツ出場の東海大菅生を下し、4年ぶり3回目となる関東大会出場の切符を手に入れた。

 168センチの小さなエース、小玉和樹投手(3年)が113球で被安打9、自責3の完投勝利。勝利の瞬間は大きなガッツポーズで喜びを表した。「後半勝負だと思っていたので前半はコースを狙い、球数を抑えました」とクレバーな投球で大物食いを果たした。

 打線もつながり、3番中嶋瞭内野手(2年)のソロ本塁打など11安打で8点を奪った。

 ドラフト候補の東海大菅生・勝俣翔貴投手(3年)は3番一塁で4打数無安打。最後までマウンドには上がらなかった。「悔しさが大きい。この気持ちを、夏への力に変えたい」と雪辱を誓った。