世代NO・1の呼び声高い履正社(大阪)寺島成輝投手(3年)は、大阪大会で自己最速を更新する149キロをマーク。4試合、29イニングを投げ1失点に抑えた。速球に加えコーナーをつく制球力も抜群。最初で最後の甲子園でその実力をいかんなく発揮する。

 同じく、初めての甲子園にたどりついたのが、横浜(神奈川)の最速152キロ右腕、藤平尚真投手(3年)。空振りの取れる直球を軸に、右打者の外角、左打者の内角へ投げ分けるスライダーにも磨きがかかった。神奈川大会では22回2/3と、イニング的にも余力を残したまま本番に挑める。2年連続で神奈川に大優勝旗をもたらすことができるか。

 花咲徳栄(埼玉)の「ドクターK」高橋昂也投手(3年)は県大会37イニング無失点、6試合で52三振を奪った。最速も一気に152キロまで伸ばし評価を上げた。