第98回全国高校野球選手権で道勢10年ぶりの準優勝を達成した南北海道代表の北海が26日、札幌市役所と北海道庁を訪れ、結果報告を行った。2カ所であいさつに立ったエース右腕の大西健斗主将(3年)は「北海高校らしい野球ができた結果が準優勝につながった。優勝したかったが、それは後輩に託したい。ご声援ありがとうございました」と話した。札幌市の秋元克広市長(60)から、スポーツ団体でコンサドーレ札幌、日本ハムに続く3組目となる札幌市特別表彰を贈られた。また道庁では、18人全員との握手を交わした高橋はるみ知事(62)から「かわいい!」と絶叫された。

 9月3日開幕の秋の札幌地区初戦で、昨春センバツ準優勝の強豪・東海大札幌と対戦する2年生以下の新チームは、早くも今日27日に練習試合を行い、実戦感覚を取り戻す予定だ。

 3年生は2日間休養を取り、29日から秋の国体(10月1日から、岩手)に向けた練習を再開する。甲子園から注目を浴び続けた大西は「視覚的にもリラックスしたい」と、友人らと巨大なひまわり畑に行くことを計画している。「国体も自分たちらしい野球をして、1つでも多く勝ちたい」と、アイドルフェースに闘志をみなぎらせた。【中島洋尚】