呉(広島)が創部10年で初の甲子園切符をつかんだ。

 昨夏は県決勝で日本ハムへドラフト1位で入団した堀瑞輝を擁する広島新庄に敗れ甲子園を逃したが、昨秋の中国大会で準優勝。吉報を待った。

 尾道商を3度甲子園に導いた中村信彦監督(62)は「最後の奉仕だと思って、何とか夢をかなえたいと思ってここに来たので、特別な思いがある」と呉市に所在する高校では63年春の呉港以来54年ぶりとなる甲子園出場を喜んだ。