<国体高校野球:大阪桐蔭5-0鳴門>◇3日◇準決勝◇八王子市民

 夏の甲子園8強の鳴門(徳島)が準決勝で姿を消した。2回に大阪桐蔭に1点を先制され、3回は2失策もからんで4失点。「うずしお打線」の異名を持つ攻撃力は、相手の網本光佑投手(3年)に6安打11三振で完封された。

 森脇稔監督(52)は「きょうはチャンスにあと1本が出なかった。ただこのチームは(甲子園4季連続出場で)2年間よく頑張ってきた」とねぎらった。甲子園で満塁弾やサヨナラ打を打つなど躍進に貢献した5番打者の松本高徳内野手(同)は就職予定で、この日で野球は最後。「仲がよくてみんなで頑張ってこられたチーム。国体は楽しかったし、本当にもう悔いはないです」と笑顔で球場をあとにした。