<高校野球愛知大会:栄徳6-0中京大中京>◇30日◇準決勝◇岡崎市民球場

 栄徳が強豪の中京大中京を破り初の決勝進出そして初の甲子園を目指す。

 4回、満塁のチャンスに1年生が躍動した。外から中に入ってくる変化球を思いっきりたたいた打球は左中間を深々と破り走者一掃の3点適時三塁打。塁上でガッツポーズを見せベンチの祝福に笑顔を見せていた。

 「先輩に打てよ!と言われていたので打たなかったらやばいなぁと思ってました」と笑顔を見せ、決勝で対戦する同じ1年生投手の藤嶋健人との対戦にも「第1打席でストレートを見極め、早めに勝負します。本当に楽しみです」と目を光らせていた。

 中京大中京打線相手に完封勝利した大塚哲平(3年)も「春の大会で対戦したときはストレートを打たれ10-0で負けたので、今日は変化球も交えて抑えることができました」と春からの成長を感じた様子だった。

 栄徳は31日の決勝戦で夏の甲子園出場15回を誇る古豪・東邦と対戦し甲子園初切符をめざす。