<国体高校野球:興南8-2仙台育英>◇29日◇1回戦◇千葉・銚子市野球場

 甲子園では興南の島袋洋奨投手(3年)相手に無安打だった仙台育英・佐藤貴規中堅手(3年)が、2安打1打点と気を吐いた。甲子園終了後も自主練習を続け「自信を持って打席に立った」と結果を出した。26日に同じ宿舎の島袋の部屋を訪ね「絶対に打つからな」と宣言していた。ヤクルト由規投手の弟としても、常に注目を集めてきた。この日も銚子のファンから「佐藤~!

 ホームラン打て~!」との声援が飛んだ。既にプロ志望届を提出する方針は固めており、試合後「兄と対戦したいという思いと、同じチームで兄の後ろを守ってみたいという思いがある」と話した。