秋季高校野球岩手県大会の抽選会が6日、盛岡市内で行われ、県野球協会の菊池徳男(のりお)審判技術委員長(61)がファウルで粘る「カット打法」について、13日の県大会初戦までに審判部で何らかの見解をまとめると明らかにした。今夏の甲子園では同打法で出塁率8割を誇った花巻東の千葉翔太外野手(3年)が、準決勝前に審判部から「スリーバント失敗にあたる」と注意を受け問題になった。菊池氏は「秋の花巻地区大会で、同様のプレーをする選手が花巻東以外の高校で4人いた。指針をはっきりさせないといけない」と話した。今日7日に全日本野球協会の担当者が岩手を訪れ、意見交換する予定。また、花巻東が甲子園準々決勝でサイン盗みの疑いがあると注意された件に関しては「どこの高校に限らず、二塁で膝をたたいたりするような紛らわしい行為があったら注意していきたい」とした。