第86回選抜高校野球大会(3月21日から12日間、甲子園)の選考委員会が今日24日、大阪市内で行われ、出場32校が決定する。候補校はヤンキース入りが決まった楽天田中の母校、駒大苫小牧(北海道)、27年ぶり出場が有力な「やまびこ打線」池田(徳島)など、バラエティー豊かな顔ぶれになった。選考が難航しそうなのは、関東・東京の6校目で、横浜(神奈川)、習志野(千葉)、二松学舎大付(東京)の争いになりそうだ。21世紀枠は3校、神宮大会枠は九州地区から選出される。

 【選考予想】

 “最激戦区”は関東・東京の6校目になりそうだ。関東大会4強校と東京大会を制した関東第一の5校は当確。最後の1枠を、関東大会8強の横浜、習志野、東京大会準優勝の二松学舎大付で争う格好だ。ただ21世紀枠で小山台が選出されれば、東京から3校選出の可能性は極めて低くなり、横浜、習志野の争いになる。昨夏の甲子園経験者が豊富な横浜、関東大会で優勝校に惜敗した習志野は、互いに伝統校で難航必至。他地区は成績による順当な選考になりそうで、神宮大会枠は九州地区8強チームから選出される。