<高校野球秋季北海道大会:北照11-1双葉>◇22日◇小樽地区代表決定戦◇小樽桜ケ丘

 小樽地区で今春の全道大会で優勝した北照が双葉にコールド勝ちし、14年連続の全道大会進出を決めた。これで秋季全道大会(10月6日開幕)に出場する全19校が出そろい、25日に抽選会が行われる。

 相手投手の立ち上がりを一気に攻め、終盤に突き放した。それでも、河上敬也監督(55)に笑顔はない。「夏に負けてから、勝つのって苦しいなぁ。攻守に課題が山積みのチームです」。4回までは3-1と苦戦しただけに、表情は疲れ切っていた。

 今夏の地区予選で小樽潮陵に敗れたその日から、1日約10時間、ほぼ休みなしで練習を積んできた。「82日間の戦争だった」と河上監督。今後は仙台へ遠征し、仕上げに入る。基礎を鍛え、2季ぶりの全道舞台へ。「大会前は不安もあった」という工藤慎司主将(2年)は「1戦必勝で、最終的には優勝できるようにしたい」と意気込んだ。