<高校野球神奈川大会>◇17日◇2回戦

 慶応は完勝発進した。7回コールドの8-0で金沢を圧倒した。エース左腕の三宮舜投手(2年)が5回を完全に抑え、3投手で1安打無失点リレー。打っては初回から打者一巡、計14安打で8得点した。

 兄貴分の慶大が今春、11季ぶりに東京6大学リーグを制した。5月31日の早慶戦を部員全員で観戦し、大きな刺激を受けた。この日5打数4安打と大暴れの佐藤旭主将(3年)は「僕らも夏は優勝したいと刺激になった」と話す。

 6月からは慶大の練習メニューを取り入れた。「7秒に1本」の素振りを行い1日300回振り込んできた。上田誠監督(52)は「今年は慶応イヤーにしよう」とゲキを飛ばす。激戦区神奈川の夏を制するつもりだ。