<ヤンキース14-2レッドソックス>◇3日(日本時間4日)◇ヤンキースタジアム

 最後まで苦しい投球だった。レッドソックス松坂大輔投手は2回1/3を投げて5失点。右肘手術から復帰したシーズンの最終登板でも結果は付いてこなかった。

 1回は3者凡退。だが、2回はボール球を先頭打者に安打されると、続く打者に課題だったセットポジションで崩れて四球。1死後にグランダーソンに3ランを浴びた。3回にも1死一塁から逆球をカノに右翼席に運ばれた。登板を1度飛ばし、中13日で修正に取り組んだが、不安定さは消えなかった。

 ナインに肩をたたかれうつむきながらマウンドを降りた背番号18。屈辱的なシーズンを終えた。

 松坂の話

 ボストンでの6年間がこういう終わり方になるとは思っていなかった。(レッドソックスには)残れるなら残りたいが、その可能性は限りなくゼロに近いと思う。