日本ハム金子誠チーム統轄本部特命コーチ(39)が、球団と業務提携を結ぶパドレスでコーチ留学をスタートさせた。

 現地時間24日に米アリゾナ州ピオリアで、パドレスの春季キャンプに合流。投手陣の守備練習をサポートしたり、コーチミーティングに参加するなど初日から精力的に動いた。4月15日まで米国に滞在し、メジャー球団の指導法や組織づくりなどを多角的に学ぶ予定。球団を通じて「今まで経験をしたことのない時差ボケが、まだ抜け切れていません(笑い)。今日、初めてパドレスのユニフォームを身につけ、チームメートと一緒に天然芝のフィールドに足を踏み入れたときの爽快感は格別でした。率直な感想として、アメリカと日本のキャンプ風景の違いに少々、戸惑っています。とにかく選手の数が多く、顔と名前を把握するのに時間がかかりそう。3月に入り、マイナーリーグキャンプが始まるとさらに人数が増えるそうなので、今後どうなっていくのか、想像もつきません。また、打撃投手などの裏方スタッフがいないため、コーチ陣の運動量が非常に多いことに驚きました。この先、自分の心境がどう変わっていくのか、本当に楽しみにしています」と、新境地開拓に意欲的だった。