激励会に出席したソフトバンク工藤公康監督。孫オーナーから「投手王国」をリクエストされ。

 「投手王国と言われた瞬間に、汗が出ました。投手の能力は高い。野手もまだまだ伸びる能力を持っている。限界はあってないようなもの。勝つ、優勝するという気持ちをグラウンドで出すことができる。これを優勝にかえることも可能だ」。

 以下、練習後のインタビュー。

 (柳田の打撃練習を見て)

 工藤監督 すごい打球を飛ばすね。外国人並みだ。瞬発系の筋力が優れているんだろうね。高校の時は竹バットでよく練習した。1・5キロぐらいあるやつで、冬に打つとしびれて、痛いなんてもんじゃない。その後に金属バットで打つと、しっかりと芯に当たるんだよな。

 -若い捕手には現役時代のノウハウを生かして指導するのか

 工藤監督 的山バッテリーコーチがよく考えているから、任せる。投手の目線から感じたことは言うけどね。でもレギュラーになったから終わりではなく、そこから継続するのが難しいんだ。

(拓也と斐紹の打撃練習を見ながら)

 工藤監督 スイングを見れば、苦手なコースが分かる。おれなら、ここに投げるというのがね。でもそこをうまく打とうと思って、スイングを変えるのはダメだ。長所を伸ばしながら、苦手なコースはファウルにしたり、見極めることが大事なんだ。