阪神渡辺亮投手(33)がチームの窮地を救った。2点リードの7回に高宮が2失点。遊撃北條の失策なども絡み、流れは同点に追いついたロッテにあった。

 なおも2死一、三塁のピンチでバトンを受けると、7番サブローに対峙(たいじ)。一塁走者岡田に二盗を決められ二、三塁になるも、最後は137キロ直球で見逃し三振を奪い役割を果たした。

 中継ぎサバイバルが激化する中で、渡辺はオープン戦4試合に登板し3回1/3を無失点。安打や四球も許さないパーフェクト投球を続けている。「これまでと違い、セットポジションでのスタートだったので、いい練習になった。そういう場面で抑えられて良かったです」と充実感を漂わせた。