日本ハム陽岱鋼外野手(28)が12日、右太もも裏の張りのため出場選手登録を抹消された。2日ロッテ戦(QVCマリン)で走塁中に患部に違和感を訴えて途中交代。チームに同行しながら回復に努めていた。前日11日ソフトバンク戦(鹿児島)で4試合ぶりにスタメン復帰しフル出場も4打数無安打に終わり、一時戦線離脱することになった。

 この日のソフトバンク戦(熊本)は試合前練習に参加した。通常通りの練習メニューを消化したが、試合開始直前にチームを離れて球場を後にした。石黒チーフトレーナーは「今日、何か悪くなったわけじゃない。(右太もも裏の)状態が上がっていないので」と説明。チームは開幕ダッシュに成功し、打線も好調。早期の完治を目指せる環境にある。10年目の今季は2月の沖縄・名護キャンプ中に両足のふくらはぎ痛や胃腸炎を患うなど、アクシデントが続いている。首位を快走する間に、万全の状態を整えることになりそうだ。