不調で2軍調整中の日本ハム斎藤佑樹投手(26)が2軍戦でプロ初セーブを挙げた。

 2点リードの9回に登板。相手打線を、わずか5球で3者凡退に仕留めた。斎藤にとって、セーブは1、2軍戦通じてプロでは初めて。

 この日は当初先発予定も、中継ぎ待機した。札幌ドームでの楽天戦前に栗山監督は「後ろで使ってくれと指示を出した」と、明かしていた。今季は開幕ローテーション入りし、2試合に先発も連続KO。0勝1敗、防御率8・22と振るわず、4月18日に登録抹消。降格後初先発となった同24日のイースタン・リーグ、ロッテ戦(鎌ケ谷)で先発も3回1/3で8失点と精彩を欠いていた。

 栗山監督は「先発をやめさせるわけではない。勝ちパターンの短いイニングで行ったら、勝つためにいいボールを選択し続けると思う。ずっと考えていた。俺はもう1回、先発を考えている」と説明。復調へのきっかけとなることを願っていた初戦で、打線が終盤に11点差をはね返す大爆発。しっかりゲームを締め、笑顔を見せた。