ロッテのナックルボーラーが1軍デビューを果たす。植松優友投手(25)が1日、1軍合流。甲子園で練習した。古谷が右股関節を痛め登録抹消。代わりの先発要員として、8年目左腕に白羽の矢が立った。次カードである5日からのヤクルト3連戦で1軍初登板、初先発の予定。ついにデビューするが「本音を言えば、人生をかけたい。でも、そればかり気にしてもダメ。自分の投球をできるようにしたい」と、高ぶる気持ちを抑えるように言った。

 金光大阪時代は“中田キラー”で知られた。3年だった07年夏の大阪大会決勝で大阪桐蔭と激突。中田(現日本ハム)を5打数無安打に抑え、甲子園切符を手に入れた。プロでは故障もあり、ここまで2軍暮らし。ただ、今春キャンプの紅白戦でナックルを使った投球が伊東監督の目に留まっていた。球界では希少な使い手。小林投手コーチも「武器になる」と期待した。