広島新井貴浩内野手(38)の2000試合出場を記念したプレートが3日、マツダスタジアムの外野指定席レフト後方壁面に設置された。

 最後は新井自身がネジを締め、設置が完了した。新井は5月24日のヤクルト戦(マツダスタジアム)で史上47人目の2000試合出場を達成していた。初出場は99年4月3日の中日戦(ナゴヤドーム)での代打出場だった。

 広島に8年ぶりに復帰しプロ17年目での達成。白い手袋をつけてプレートを設置し終えると「運転手みたいだな、恥ずかしいよ」と笑った後「本当にうれしいです。一生残るし、やっぱりうれしいです。(プロ入りのときには)まったく想像していませんでした。支えてくださった方に感謝したい」と喜んだ。

 同場所には緒方孝市監督(46)の1500安打を記念したプレートも設置されており、話題は自然に残り86本に迫った通算2000安打へと移った。スタンドにはカウントダウンのボードを掲げるファンもいる。「すごくありがたいです。でも、まずはそれより、今日の1勝を大切にしたい。大混戦が続いているので、しっかり苦しみながら最後にみんなで笑えるようにやっていきたい」と前を見つめていた。